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2012年 11月 03日
番外編・ライバルシマノが生んだ名パーツ列伝/特報版
≪11月18日・大幅加筆!≫ DDペダルネタが続くのはアレなんですが、今回驚くべき発見がありましたのでUPしない訳にはいけません(笑)。例によって思い込みによる誤りがあるかも知れませんので、有識者方々のご意見をお待ちしております。 デュラースDDペダルの変遷 既に当ブログに何度も登場したデュラースDDペダルだが、今回入手した新情報を公開すべく、改めてDDペダルの変遷を整理してみよう。 (1)デュラースEX・DD前期型 DDペダル。後のAXのプロトタイプと位置付けられる。 このモデルには一目で分かる二つの欠点ある。 ①プレートに蹴返しが付いていない ②ストラップを通す外側スリットが別体パーツのネジ止めになっている 蹴返しを省略したのはエアロ効果の妨げと判断した為と思われるが、やはりあった方が使い易い。 スリット金具をわざわざネジ止めにした理由だが、これはコストの関係ではなく、この最初期モデルが軽量化にこだわった為、プレートを軽合金にした事が原因ではないか。後述する後期型の様な一体形状にすると、アルミでは明らかに強度不足になるはずだ。 今でも時々ネットオークションに出品されているところを見ると、それなりに流通量は多かったのだろう。 (2)デュラースEX・DD後期型(仮説) 初期型の欠点であったプレートのみ改良したモデルが存在したはずである。 DDペダル。プレートに蹴返しが付けられ、スリット金具も 一体形成されている。始めからこうすりゃよかったのに、と 思うのだが。 『はず』というのは、あくまで私の立てた仮説であって、残念ながら実物を見た事は無い。 ひょっとしたら存在しないモデルかもしれない。 GAMIさんのサイト『追憶のカタログ展』によれば、1982年のシマノのカタログ上には、AXコンポ発売後もEX・DDシリーズが併売されている事が分かる。ただ、同カタログに登場するEX・DDのプレートは何の改良もされおらず、それどころかAXと同時にラインナップされた600AXまでもがEX・DDと同形状。 ところが、プレート改良版の600AXは実在したのである。 私は最近までこのタイプのモデルがデュラAXの最初期型と考えていたのだが、改めて調べてみると、その確証となる資料は入手できなかった。しかし600AXが改良されたのだから、EXも当然改められたのではないか?よって当ブログではこのタイプはEX・DD後期型と称するが、あくまでも筆者の仮説上の存在である事をお断りしておく。 このモデル、現物は勿論、ネットオークションでもお目にかかった事が無い。実在するにしても、派手に宣伝されたAXの影に隠れて、それほど多くは流通しなかったのではないか。 実は私はこのタイプのデザインが一番好きで、スポルティーフにもこれを装着したのであった(本物は入手できなかったので、画像の600AXのプレートを外して前期型に装着)。ところが使っているうちに、思わぬ欠点が露見したのである。 ずれ込んでくるのである。 足をクリップに出し入れするうち、トウストラップがペダル端のプレートの隙間から外れてしまうのだ。プレートを外して万力で曲げ、隙間を狭くすれば改善したものの、力が掛る方向(ストラップが抜ける方向)に隙間がある事は心地良くは無い。プレートに力が加わり、再び隙間が開く事も考えられるではないか。後述するAXのプレート形状の変更は、ひょっとしらたこの辺りに原因があったのかもしれない。 (3)デュラエースAX・DD前期型 AXが正式コンポーネントとしてラインナップされた際、DDペダルはフルモデルチェンジされた。外観上の大きな違いは2点。 ①プレートおよび本体の形状変更 ②回転部の構造の変更 ①については一目瞭然で、私が感じたストラップの不具合は解決。②についてはサイスポ掲載の分解図で知ったのだが、外観上は新たに設けられた水色の樹脂製キャップが目に付く。 ストラップの問題が解決されたのは喜ばしいが、若干変更されたデザインは好き嫌いが分かれる所だろう。一般に≪デュラエースAXのDDペダル≫として広く認知されているのがこのモデルで(あくまで個人的見解)、ネットオークションでもいまだによく見かける。 この型の最大の欠点は・・・欠点と言うより、好みというべきかもしれないが、件の樹脂製防水キャップである。樹脂製キャップは油分と経年によって、変色・変質する。ネットオークションに出品されている多くの中古品が白っぽく変色しており、中には欠落しているものも散見される。エンスー的にはこういった樹脂パーツは志向に合わず、ここだけは旧モデルの金属的な(?)外観を留めて欲しかったものだ。 (4)デュラエースAX・DD後期型 11月発行より。 現物は全く見た事が無い。いや、実はこのタイプの存在をついさっき、初めて知った。何と30年間、このサイスポの記事を見落としていたのだ!写真では一見、DDシステムを廃した後継のNEWデュラース(いわゆる三角ペダル)と勘違いしそうだが、回転部は紛れも無くDDペダルである。 後年ネットで知った情報では、デュラDDペダルの本体が折れるという事故がかなりあったらしい。ウィキペディアによれば『DDペダルは軽量化し過ぎたため、ロードレース中に折れる事故が多発した。このためデュラエースAX導入の際に補強が行われた。その際に重量も増加するなどしたため、計3世代が存在する。』とある。私は長年、この三世代とは①EX・DD②EX(AX?)DD(プレート改良版)③AX・DDの3タイプの事を指していると思い込んでいたのだが、完全に形状の異なるこのモデルこそが、事故クレーム対応の強化モデルに違いない。そう言う訳で、このモデルをAX・DD後期型と称して差支えないだろう。おそらくDDペダルの最終型と思われる。 何度も言うが、ネットオークションは勿論、このモデルの現物にお目にかかった事は一度も無い。実際に使った事のある方、初期型と比較された経験のある方のレビューをぜひお聞きしたいものである。 2014年7月5日追記 極めて希少な最終型DDペダルがヤフオクに出品されていたので、画像をお借りして掲載。 その特徴は以下の通り。 ①防水キャップは樹脂製 ②補強の為、本体中央に貫通シャフトを通している(固定ピンに注目) ③プレートのストラップスリットは先祖返りして、両端を曲げているだけ CYPRESSさんの情報によれば、この最終モデルはカタログにも登場することなく(型番は付与されていた)、流通はごく短い時期だった様である。 (5)デュラエースAX・DD過渡期型(?) 紹介する順番を迷ったのだが、あえて最後に解説させて頂く。 先日、先輩サイクリスト・髭自転車さんからお譲り頂いたDDペダル。ひょっとしたら、これは極めて希少なモデルなのかもしれない。 EXのプレートからストラップが外れるという問題に気付いてから、私はAXのデザインに引かれる様になっていた。問題は例の樹脂製防水キャップである。 (回転部はEXのままでいいから、本体だけAXのものがあれば理想的なんだけどなあ。) 無い物ねだりの独り言をつぶやいていたのだが・・・なんとあったのである!今回紹介する、髭自転車さんからお譲り頂いたモデルがそうだったのだ。 このモデルの存在には驚いた。回転部はEX、本体はAX前期型、プレートはまるっきり別物、といったところだが、細かい相違点もある様で興味は尽きない。 さてこのモデル、本体に刻印が入っているからAXである事は間違いない。機構から考察すればこれこそがAX最初期モデルであり、≪EXの改良プレートと樹脂製カバーを持つAX・DDは存在しない≫という説の根拠になりうる。真実を知るには関係者の証言に頼るしかないが、DDペダルファンにとっては極めて価値のある型と言えよう。 髭自転車さん、大変希少なパーツ、ありがとうございました! ≪11月16日・加筆≫ 後日、京都のBLKさんより興味深い報告を頂いた。氏が所有するAX・DDペダルには髭自転車さんと同じ形状のプレートであるにも関わらず、樹脂製防水キャップが付けられているとの事!つまり、この形状のプレートは、本体回転部が改良される(つまり樹脂製キャップモデルになる)過程にまたがった、ごく短い時期だけ製造されたものと考察される。 あくまで仮説だが、この“髭自転車さんモデルのプレート”の方が先のモデルだとすると、なぜその形状は改められたのだろうか。 考えられるのは、やはりコストが原因ではないか。良く見れば、 ①クランク側のストラップが通る位置に膨らみを持たせている ②外側のスリット部に、特徴的な切り欠き(?)がある など、工程上、ひと手間、ふた手間多くかかりそうな特徴があるのだ。後期モデルはそれらを省略した、よりシンプルな形状になっている。 更に後日、ランスさんより、同一モデルらしきDDペダルが海外のネットオークションにオランダから出品されている情報を提供頂いたので、その画像を掲載させて頂こう。反対側の画像が無いので、防水キャップの状態が分からないが、プレートは明らかに髭自転車さんモデルと同じものである。輸出仕様、あるいはこの過渡期モデルを輸出して“処分”した可能性も考えられる。 DDペダルの世界は、想像していた以上に奥行きが深いのであった。 BLKさん、ランスさん、CYPRESSさん、貴重な情報ありがとうございました!
by james_y1964
| 2012-11-03 19:05
| 『サンツアーよ、永遠に』
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Comments(23)
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Dino
at 2012-11-04 20:47
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ジェームス吉田 様
こんなにもDDペダルの種類があったとは驚きました! 本体の違い、プレートの違い、当時のシマノがDDペダルにかけていた本気度が分かる気がします。 商品としては成功しなかったかもしれませんが、その情熱は今でも色あせていないと思います。
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ぬうぼマン
at 2012-11-06 21:05
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復活したと思ったらいきなりパーツの話ですか(笑)
シマノ党(とは別に思ってないが)の私からしても、DDペダルやエアロ系列のパーツは異質なもので、詳しくは知らないなあ。 あの頃、20億とも30億とも言われた風洞実験設備まで建設しての意欲作だったのになあ・・・・
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ジェームス吉田
at 2012-11-07 03:01
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Dinoさん、私も驚きました。今回の目玉は、最後に紹介した髭自転車さん提供のモデル。アレ知ってる人はほとんどいないんじゃないでしょうか。現在私の理想とするカタチですが、新品未使用は流石に手に入らないのでは。
>その情熱は今でも色あせていないと思います。 同感です。不運のDDペダルですが、あれがあっての現際のシマノだと思います。
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ジェームス吉田
at 2012-11-07 03:05
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ぬうぼマンさん、ご無沙汰です(笑)。久々のメカネタです。デュラAXといっても、私が興味あるのはDDクランク・ペダルだけですよ。ピラーは結局使えない事が判明したし(涙)。ディレーラーについては・・・言わずもがな(笑)。
あの風洞、今はどうなってるんでしょうねえ・・。
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ランス
at 2012-11-09 00:37
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このページにあるAXも最後のモデルと同一ではないでしょうか。
http://www.velobase.com/ViewComponent.aspx?ID=AA0D7C3F-3241-4402-9DC2-9F07285B751B&Enum=109&AbsPos=172
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ddm
at 2012-11-10 23:48
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おひさしぶりです。EX→AXの変遷をここまで丹念に追ってらっしゃるのには脱帽です。
それにしてもシマノDDペダルの構造上の問題は枚挙にいとまがありませんが、クランク取り付けネジ部となるハウジングが大口径化に伴う、摺動部の面積の増加と、それに伴うダストと水の浸入対策ですよね。デオーレDDペダルのダストカバーはとりあえず付けたような物で、どんなに良い路面で走っていても、どこかで脱落しそうなものでもあり、役にもたっているかどうか怪しいもんです。それでも、どんなスニーカーでもピッタリフィットする3次局面の踏み心地は止められません。 それから、あの風洞はもう無くなっているはずですよ。確か「シマノ 世界を制した自転車パーツ」に書いてあったと思います。
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ジェ-ムス吉田
at 2012-11-11 04:00
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ランスさん、ご無沙汰でっす。紹介頂いたサイト、早速拝見しました。
けど英語が読めん~(笑)。海外のコレクターのHPでしょうか。以下、それを前提に。 >このページにあるAX 確かにそうですね。てことは、それなりに流通していたのでしょう。ひょっとしたら、輸出モデルだったのかも。しかしこの辺りの境界は曖昧で、どの時点でマイチェンしたのか、どこからどこまでが輸出モデルだったのか、というのは確認しようがないですねえ。メーカーもアバウトだったでしょうし。 同じく掲載されているAX後期モデルが、EX後期型(EX Late version)とされ、形式名もEXと同じPD‐7200となっているのは誤りでしょう。しかしこれも輸出モデルとしての別系統管理番号としたら、あながち断言できません。 興味深いサイトを紹介、ありがとうございました!
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ジェームス吉田
at 2012-11-11 04:06
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ddmさん、お久しぶりですー。ちょっと(かなり)バタバタしてまして、更新がかなりおろそかに(汗)。
個人的防備録としてまとめてみましたが、参考になりましたでしょうか。自分ではドマニアではないつもりですので、誤りもあろうことかと。気付きの点は遠慮なくご指摘ください。 >どんなスニーカーでもピッタリフィットする3次局面の踏み心地は止められません。 DDペダルの開発者に聞かせてあげたいお言葉!同感です。AXの方はシュープレート付きのレーサーシューズ使用が前提のはずですが、スニーカーでもさほど無理はありませんでした(ただしクリップの固定位置が内側過ぎで、外側に出したいのに不可なのが残念)。 風洞、無くなってますか・・・もったいない。ちょっと早過ぎましたね、時代に。今ならもっとその価値を活かせたでしょう。
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デモ鳥
at 2012-11-11 17:56
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私の考えるDDペダルの最大のデメリットは、普通のペダルに比べてピラーが2cmぐらい下がってしまうことです
身長が高くない(もしくは足が短い)者にとって、ピラーが2cm下がるのは耐え難き問題です(笑) 現在ではDDペダルの機構は折り畳み自転車にこそ有用なのでは? と考えています 普通のペダルでは、長いペダルシャフトをどう扱うかが折り畳み自転車の泣き所ですが、シャフトのないDDペダルなら踏み面を折り畳んでしまえば良いわけで DDペダル方式の折り畳みペダル作ってくれないかなあ→シマノさん などと考える物好きは私ぐらいのものですかねえ・・・・・
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ジェームス吉田
at 2012-11-11 18:05
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デモ鳥さん、毎度でっす。
>ピラーが2cm下がるのは耐え難き問題です(笑) おっしゃる通り(笑)。私だって切実ですから。今年の御前崎、覚えてるでしょ?あれは決してピラーだけの問題じゃないんです。 けど20mmも変わるかなあ?15mmくらいじゃない? 実は、コロンブスの卵というか・・・その問題解決法、あっさり分かりました。クランクを短くすればいいんですよ! 御前崎仕様では170mmでしたが、先日165mmをある方からお譲り頂きました。これで5mm稼げました。(え?焼け石に水?) 折り畳みペダルは・・・・ミカシマの現行品にあった様な・・・あれじゃダメ?
ジェームス吉田さま、はじめまして。京都のBLKと申します。
私も最近DDペダルのクルマに乗り始めまして、あれこれ調べておりますうちに、こちらの深いコンテンツを拝見し、唖然としておる次第です。いや、勉強になります。 で、私もDURAのDD、3セット持っておるのですが、現在使用中のaxをあらためて見ると 水色の樹脂製カバー型でありながら、髭自転車さんの過渡期型と同じプレートが付いておりましたので報告させていただきます。 http://zassou-shokubutsuen.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2012/10/22/p1080752.jpg もうひとつのaxは「前期型」そのままです。
連続投稿で失礼します。私もDDペダルが普及しなかったのは、フレームサイズが小さくなるから、という要素が大きな原因であるように思えてました。本来ならフレームサイズが小さくて済むと、軽量化と足付き性でメリットのはずなのですが、心はうらはらで、表向きにはあまり声に出されなかったけれど、小さなフレームになることに抵抗がある人が多かったのでは、と思うのです。
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ランス
at 2012-11-13 05:15
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同じモデルがオランダで125ユーロで売りに出ています。1982年のほぼ新品。
http://www.defietsenmaker.nl/index.php?item=shimano-dura-ace-ax-pedals-set-with-straps-and-toe-clips&action=article&aid=677&lang=EN
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ジェームス吉田
at 2012-11-14 05:12
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BLKさん、初めまして&いらっしゃいませ!じぶんなにりまとめてみましたが、多少なれど参考になりましたら幸甚です。
さてさて、BLKさんのお持ちのDDペダル、髭自転車さんモデルの樹脂製キャップ付きバージョンとの事。驚きです!これはちょっと見ただけでは、本文掲載のAX前期型と見分けがつかないでしょう。こうなったら時系列をはっきりさせたいところです(笑)。 詳細は近日中に加筆して補足説明しますので、しばらくお時間下さいね!
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ジェームス吉田
at 2012-11-14 05:18
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ランスさん、あ、ホントだ。プレート形状は髭自転車さんモデルですね。防水キャップ側の状態は画像が写っていないので何とも言えませんが・・・。
オランダですか・・・やはり輸出モデル関係?マイナーチェンジの際に、売れ残ったバージョンを海外に回す、ってパターンもあり得ますからねえ。 もうなにがなんだかわからなくなってきました(苦笑)。
今日は。
VANとエディ・メルクスの栄光を知っている最後の世代です。 DDペダルについて。 「折れる」とはWikiでおなじみのいい加減形容詞。 実際には「ひびが入る」が多かった様です。 もっとも私のまわりでそんな事が出来るやつはいませんでした(笑)。 DDペダル、たしかDAaxだけだったと思いますが、最終型は鉄芯の補強が入ったやつが有ります。 ペダル本体の中央肉抜き部分に普通のペダルの様にアルミが有り、そこに鉄をリベット止めしていた様です。 漢字の「日」の様な形になりました。 丁度1985年、SISなんかにメジャーチェンジした年の製品でカタログには載らずしまい。 当時は型番が有り、それで注文出来ました。 DDペダルは使いやすいペダルでした。 踏み込んだ時は足が安定し、引き足の時は上がる距離が短いので楽です。 欠点はプレートがペダル軸に対し直角ではなく、少々前傾しているのでシュープレートとの相性が悪い。レーサーシューズの底がプレートにぴったり着かないんです。 前傾させたのは、シュープレートを抜けにくくしたためですが、やり過ぎ。
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ジェームス吉田
at 2012-12-30 01:42
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CYPRESSさん、こんばんは&いらっしゃいませ!
>VANとエディ・メルクスの栄光を知っている最後の世代です。 てことは先輩ですね。よろしくお願いします。 DDペダルが『折れた』事例は、某掲示板で体験談を聞いたのですが、その程度は分かりません。勿論私の脚力では考えられない事で(笑)、ツーリングユースでは全く問題無いと考えて使用する事にしました。 >最終型は鉄芯の補強が入ったやつが有ります。 ≪漢字の「日」の様な形≫という事は、今回紹介した“AX後期型”に当たるタイプでしょうか。しかしサイスポ記事の写真では、鉄芯がリベット止めされている様には見えません。カタログには載らずじまいという事なので、またこれとは別タイプ?ますます奥が深いですね!画像が残っていれば、ぜひご紹介下さい。 DDペダルのプレートとの相性の悪さは少し聞いた事があります。マイナーチェンジで改善されたとかしなかったとか。
>今回紹介した“AX後期型”に当たるタイプでしょうか。
あのサイスポの記事の写真です!(^^)!。 すいません、見落としました(^_^;)。 おそらく次のDAの生産と移行のために、市場には殆ど出てませんでした。 DDペダルのもう一つの欠点はクリップのメッキの悪いのが少なくなかった。 靴の形に合わせて少々曲げようとすると直ぐにメッキがはがれました(涙)。 私の場合、シディの靴を使いシュープレートとの相性が悪かったので、使うのを止めました。 結局従来型DAクランクにカンパのSLペダルを使いました。 この後に出たDAのペダルはこの点を解決しましたが、クリップは同じでやはりメッキが(笑)。 それからクリップの重さの関係だと思うのですが、ペダルが裏返った時、ほぼ水平になります。 このためストラップとペダルプレートが作る「入口」が後ろを向きペダルを「拾い」にくかった。 従来型はクリップの重さで前下がりになり「入口」が斜め上を向きそれほど「拾い」にくくはありません。 DDペダルでもやはり裏返るので蹴返しは必要です。
はじめまして。DDペダル検索でやってまいりました。
私はAX系の部品は扱ったことが無かったので興味がなかったのですが、記事を拝見して興味がわき、手持ちの資料をまとめてみました。 よろしければ以下のサイトをご覧ください。 http://dt6110.web.fc2.com/parts/DDPedal.html DuraAceのDDペダルのリヤプレートは4種類あるようで、EXの(410 1200)に始まり、AXの初期(463 0300)、二次型(463 0301)、PD-7310の(463 0302)が確認できました。 80年前後は自転車景気もよく、サンツアーとシマノが競って部品を出していた面白い時代だと思います。 なお、昔の記事への書き込みには、ご容赦ください。
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james_y1964 at 2015-11-22 05:02
yozoさん、初めまして&いらっしゃいませ!
と言っても、貴兄のサイトは以前から拝見しておりました。何かとお世話になる事もあると思います、これからもよろしくお願いします! 早速ですが、DDペダルのデーターサイト、熟読させて頂きました。流石に客観的かつ正確な情報ですね!うーむ、なんとなく自説を展開してたのがちょっと恥ずかしい・・・。 これによると、広く一般的に認知されている(これは主観)樹脂キャップのタイプは7300の二次型、私が『過渡期型』と称したものは同一時型、と推察されますね。 分からないのが、サイスポの展開図と若干異なる点がある事。7200本体側のダストキャップ(461 1101)がサイスポ図では描かれていないのですが?
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james_y1964 at 2015-11-22 05:29
(続き)
DDペダルのプレート形状ですが、私の見立てでは5種類確認できました(自慢です・笑)。 ①EX(410 1200・1300) *②6300初期型(600AX)と同形状のもの ③AXの初期(463 0300・0400) ④二次型(463 0301・0401) ⑤PD-7310の(463 0302・0402) ③と④は、パッと見では同じ形状ですが、③は三次元的に加工されいるという差異が現物で確認済みです(本文参照) *②に関しては600axだけのバージョンか?との可能性もありましたが、こちらのブログにてその存在が確認されました。↓ http://blogs.yahoo.co.jp/yh4415jp/28957351.html プレートにはっきりと『デュラエースAX』の刻印アリなので、デュラには間違いありません。 ここまで熱く語って、だいぶ疲れてきました(笑)。DDペダル、奥が深いです・・・。
ダストキャップですが、私の持っているパーツリストは82年と84年で、EXは82年版に出ていました。
お示しのEXは79年版のようで、ダストキャップは1001の派生品番(通常は100番単位)ですから、後からこっそりと追加されたのではないでしょうか(笑)。 プレート形状ですが、お示しのブログの画像はEX型の本体にAXの刻印があり、プレートは600AX初期型にDuraAXの刻印というもので、PD-6300初期型の刻印だけDuraAXにしたような品物ですね。 だとすると、82年に載っていたPD-7300はすでに二次型で、80~81年に上記のような初期型が記載されているのかもしれませんし、82年のPD-6300にボディー番号が振ってなかったのは、実は初期型のボディーを流用していたとも考えられますが、資料無いので推測に過ぎません。 資料が手に入れば調べられるのですが、当時のパーツリストは品物がめったに出ないのと価格高騰で中々Getできないのが実情です(泣)。 あと、今回の指摘受けて、多少加筆させていただきました。 貴Blogは時々拝見させてもらっているのですが、アイコンの容貌が怖くて(失礼します)、中々書き込みできませんでした。 以後、よろしくお願いします。
Commented
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james_y1964 at 2015-11-23 22:19
yozoさん、詳しい情報、重ねてお礼申し上げます。
アイコンの容姿につきましては、まったく実物に似てませんのでご安心ください(笑)。以前、初対面の方から『もっとガタイのいい人かと思ってました』と言われたことがあります。シャイでちゃらんぽらんな人間ですので、お気軽にどうぞ!
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