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2011年 05月 04日
快適なサイクリング道路は一端山裾から離れて、民家の立つ平野部に出る。道の左側に駅のホーム跡が残っているので小休止。『びぜんやた』と書かれた駅票が立っているが、駅舎は無い。
(ひょっとしたら・・・) かつて訪れた際に撮った写真を収めたポケットアルバムをバッグから取り出して見てみると、なんと廃線直後の荒れ果てたこの駅跡の写真があるではないか。あわてて皆さんにお見せすると、ちょっとした反響を呼ぶ。私は少し自慢げな気分になったが、今回のポタリングは廃線跡の散策が主目的では無い。アルバムをバッグに仕舞い、ここからは皆さんとの楽しい走りに専念しようと思う。 きちんと整備された備前矢田の駅跡(上)と、廃線直後の同駅(下)。 現在の駅票は新たに造り直したものの様だ。 木造駅舎』(HP≪思い出の片上鉄道≫より)だったらしい。 その後も幾つか駅跡を辿りながら進み、いよいよ吉ケ原(きちがはら)駅跡に着いた。いよいよ、と言ってもここが終点では無い。吉ケ原はかつては操車場も持っていた広い駅で、現在その跡地は柵原ふれあい鉱山公園として整備されている。片鉄ロマン街道の目玉スポットで、鉱山資料館や動態保存された車両など見るべき物も多いのだが、kokoさんとえなめいさんがなにやら打ち合わせ中。 『終点はまだ先ですが、先にたまごかけごはんの店に行きましょう。』 どうやら件の食堂は知る人ぞ知る人気店で、ランチタイム直撃の時間帯にはかなり込み合うらしい。そういう事なら早めに席を取らねば、と再びサドルに跨る一行。 『たまごかけごはんの店 らん』は吉ケ原駅のすぐそばにあった。驚いたのは、店の前に何台も立て掛けられたスポーツ用自転車の数!どうやらここの店は、片鉄ロマン街道を走るサイクリスト御用達店らしい。 『うわあ、同じ自転車だあ!』 入り口の横にあったのは、ひでぽんRさんと全く同じカラーリングのアラヤのクロモリロード。 『何もここまで被らなくとも・・・』 一同顔を見合わせ、楽しい笑い声が響いたのだった。 食べ物屋さんご紹介より)ご当地出身の明治人、岸田吟香(1833~1905)が 愛好し、広めたという説にちなみ、町おこしに一役買ってもらうことになったとか。 画像のタレは現在6種類に増えている。 さて、たまごかけごはんである。広い店内は清潔で、ほとんどのテーブルがモーターサイクリストも含めた2輪愛好者で埋まっている。注文は全員たまごかけごはんの定食(500円)だが、そもそも定食メニューはそれしか無い。運ばれてきたのは、味噌汁、水餃子、漬物、そして地元で取れた生卵とごはん。テーブルの上の6種類のタレをかけて異なる味わいを楽しむらしい。 家庭でも普通に食べられるたまごかけごはんをどうやってご当地グルメとして差別化を図るのか、私は全く見当が付かなかった。が、このタレで得心した。美味いのである。詳しい説明は省くが、確かに足を運んで食べる価値はある。6種のタレをそれぞれ満喫する為にはおかわりをするべきだが、我々にはこの後カキオコが控えている。腹5分目、美味さが後を引く位で出発となった。 終着駅(本来は始発駅)の柵原駅にはすぐに付いた。見覚えある鉱山跡からは細く煙が上がっていたが、三角屋根が特徴だった駅舎は影も形も無い。鉱山は閉鎖されたはずだから、稼働している工場も柵原鉱山とは関係の無い会社なのかもしれない。物の哀れを感じながら、我々は来た道を引き返したのだった。 再び吉ケ原駅に戻った我々は、手に手にカメラを持って撮影会を開始。なにせ鉄道マニアの間でも有名だった片上鉄道、そのレトロな車両が何両も保存されており、自由に乗車できるのである。マニアでなくとも十分楽しめる施設であった。 この三角屋根のデザインに統一されていたが、現在は吉ケ原駅にしか 残されていない様だ。 吉ケ原駅跡の鉱山公園を出発し、来た道を引き返す。サイクリングロードは一本道だから、デポ地までピストンするしかないのだが、前の方ではまたまたkokoさん達が打ち合わせ。聞き耳を立てていると、キャットアイに寄るとかどうとか。 (喫茶店にでも寄るのかな、それとも宝石店の御土産屋・・・?まさかね) ルートから少し外れた目的地に到着して、私は自分の鈍さに呆れかえってしまった。そこは自転車愛好家なら少なからずお世話になっているはずの、『株式会社キャットアイ 吉井工場』ではないか!初めて来た私は少なからず舞い上がってしまい、もうおのぼりさん状態。なにせ世界のキャットアイ、ゲートの前で記念撮影する手も震えるのであった。 一端デポ地に戻った後は、車で移動して今回もう一つのご当地グルメ、カキオコの名店・すずめのお宿へと向かった。ふんだんに牡蠣が乗ったお好み焼きを堪能し、春の岡山路のポタリングは大満足・大満腹で幕を閉じたのであった。 (この項終り) と言う訳で、レポートUPが遅くなりました。写真が少ないのはシャッターを押す時間がもったいない程、楽しくかったという事です(笑)。お声をかけて下さったkokoさん、参加された皆さん、楽しい一日をありがとうございました!
by james_y1964
| 2011-05-04 15:05
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Comments(10)
全般的にお天気に恵まれたご様子で何よりでした。
「鉄分」も満点で羨ましいコース設定でしたね。
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ジェームス吉田
at 2011-05-04 21:00
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斎藤電鉄ryuさん、こんばんはー。ようやくUPできました(汗)。
ちなみに参考文献は『時刻表おくのほそ道』(宮脇俊三 著/文春文庫)デス。ちゅーか、かの著を読んで、この路線を知ったのですから。 後半のグルメ要素も良かったですよ~!
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ゆうなおパパ
at 2011-05-04 22:03
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楽しそうですねぇ。
またも参加できず申し訳ありませんでした(涙
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ノンマナブ
at 2011-05-07 18:33
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james_y1964 at 2011-05-08 01:58
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james_y1964 at 2011-05-08 02:08
ノンマナブさん、その切は楽しい時間ありがとうございました!このコースは人気があるだけあって、牡蠣シーズンでなくとも走りを楽しめそうですねー。
それにしても、伝説のイリベロードにお目に掛れた事は私にとって眼福でした!ええもん見させて頂きました~! >今回ジェームスさんの解説でますます好きになりましたよ ただでさえレポートが遅れてしまった上に過分のお言葉、恐縮しますですー(汗)。次回もぜひ、お声をかけて下さいね!
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koko
at 2011-05-08 07:51
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ひ~
随分ご無沙汰していたらupされていました!! いや~ 楽しい一日でしたね♪ 本当にご一緒できて良かったです。 次回は・・・ 夏には帰省予定があるので、是非ご一緒しましょうね。 そうそう、例の本読みましたよ(笑)
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james_y1964 at 2011-05-08 09:14
kokoさん、ご無沙汰してまっす!色々ありまして(←言い訳)レポートのUPが遅れてしまって大変失礼しました。
いや~、ホント楽しかったっス! おお、今年は帰省されますか!さ~て、どこを走りますかな?きっとその頃にはツヨシの嫁さん、流麗可憐号も完成しているはず!自慢しまくりますのでお覚悟を(笑)! あ、例の本ですね(笑)。ありがとうございます、思いっきり照れますねー!アレに関してもいずれブログで触れねばなりますまい(笑)。
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高菜
at 2011-12-12 07:52
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楽しいレポートありがとうございまず。ポタリングのブログが大好きです。
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ジェームス吉田
at 2011-12-13 04:35
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高菜さん、いらっしゃいませ!大分以前のレポートですが、お楽しみ頂けましたでしょうか。最近は仕事が忙しく、自転車に乗る事自体サボってますが、ちょくちょくUPしていきますのでこれからもよろしくお願いします!
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