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2008年 05月 17日
≪BBワンセット:シマノ(詳細不明)→スギノDX≫
≪シャフト:シマノ(詳細不明)→スギノMW-68≫ 我がランドナーのBBは唐草600EXのクランクに合わせてシマノ製のものを装着していたが、マイティツアーへの変更に伴いスギノ製に変更する。 BBセットは唐草600のクランクに合わせて購入した新品だが、よくよく検証してみると怪しい点が浮かんでくる。シャフト中央の刻印は68-W-113となっており、(ハンガー幅68mm-W用-シャフト長113mm)の意味と取れる。私はW用と信じて装着していたのだが、当時からインナーリングがチェンステーにスレスレなのが気になっていた。オーダーの際の打ち合わせ不足が原因と考えていたのだが、今回分解してある事に気が付いた。このシマノのシャフト、W用(?)にも係わらず、形状が完全な左右対称なのである! MW-68、すなわちマイティW用のシャフト長は114mm。シマノのこのシャフトは113mmとその差はわずか1mmだが、クランク側への突き出しは随分違う。詳しいデーターは例によってGAMIさんのサイト≪追憶のカタログ展≫を参照していただくとして、これではインナーリングがチェンステーに接触寸前になるのも当然だろう。 このシャフトが本当にW用だったのかどうか、私には分からない。何分昔のパーツなので、その当時はW用でも左右対称にシャフト幅を取っていた・・・ひょっとしたらそういうものだったのかもしれない。しかし今回スギノの純正BBに丸ごと換装するのだから、これ以上考えても仕方ない。 上からシマノ製、スギノMW-68、同PW-68の各シャフト。それぞれの全長は113mm、114mm、117mm。 ツーリング用とは言え、マイティツアーは生粋のマイティ系クランクである。従ってWで使う我がランドナーに必要なシャフトはMW-68(マイティ・W用―ハンガー幅68mm)と刻印が打たれたものになる。ところがこれが予想以上に品薄で、一時は先に入手していたプロダイ用(PW-68)を代用する事も考えたのだが、探し始めて数ヶ月後、ようやくネットオークションに出品されている新品を発見。スギノDXワンと共に、ようやく入手に成功したのであった。 今では大変貴重な(?)マイティ純正BBセット。我がランドナーの心臓部である。DXワンのロックリングは軽合金という説も一部である様だが、トルクのかかる部分なので私は鉄のものを使用。シャフトの表面がシルバーなのは、マキシィグレードとの差別化だろう。ワン表面の梨地仕上げと共に、高級感が漂う。 無事装着できたBBセット。クランクを取り付けるまでの間、惚れ惚れと眺めていた私はさぞや間抜けに見えたに違いない。 クランク取り付け後、最初に確認したのはインナーリングとチェンステイとのクリアランス。当たり前だが、見違える程適正な位置になった。
by james_y1964
| 2008-05-17 23:57
| 『Project究極のランドナー』
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Comments(5)
昨日は私のブログにコメント、いただきありがとうございました。
マイティツアーのクランクとシルバーのコスペアのリング、綺麗な組合せですね。 純正のマイティツアーのリングはデザインもイマイチですし、品質感(あくまでも・感)もよくありませんからね。 クランクとリングの僅かな隙間も、画像ではそれほど気になりません。 とても素敵だと思います。 あとはチェンとの相性ですかね。
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ぬうぼマン
at 2008-05-20 11:38
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ジェームス吉田
at 2008-05-20 23:10
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corsaさん、先日はありがとうございました。
お褒めに預かり、恐縮です。チェンホイールのデザインについては、ひょっとしたら賛否両論かな、と思っていましたので安心しました(笑)。 チェンとの相性は、使って見なければ分からない部分も有りますが、これについても試運転の段階で報告させていただきます。(問題は、いつ完成するか・・・なのですが!)
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ジェームス吉田
at 2008-05-20 23:17
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ぬうぼマンさん、いつもありがとうございます。
本当に高級な組み合わせ・・・なのでしょうね。その認識は正直なところ、ぬうぼマンさんからコメントを頂くまではあまり無かったのです。ちょっと贅沢なパーツ、という程度で。やはり微妙なジェネレーションギャップなのでしょう。しかしあまり高級なパーツ過ぎては、我がランドナーのポリシーから外れてしまうので困るなあ(笑)。ま、ささやかな贅沢という事にしておきましょう。カンパをつけてるわけじゃないし。国産パーツだし。(←自分を納得させてる) 冗談はさておき、この組み合わせには非常に期待しています。早く走りたいなあ・・・。
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もーちゃん
at 2020-04-11 13:54
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フレームオーダーの時点で使用するBB,クランク、リングの実物を持参提供しないというのは厳しい道のりですね。コッタレスクランク(今でいうスクエアテーパー)は、ボルトトルクかけ過ぎと抜き差しの繰り返しでクランク側が拡張されどんどん奥に入りこみますので、使用履歴不明の中古クランク使用の場合はとくに現物合わせしないとフレーム制作時にチェーンラインが決められません。これは使用エンド、ハブ銘柄、フリー銘柄およびフリー歯数とも関連しますので、これらも現物持ち込みか最低でもパーツ指定でフレームをオーダーします。オークション軽油の中古クランクでは指定のシャフト以外に無理に挿入されたかも不明ですので、現物合わせが必須で、テーパー部が拡張変形され正しい装着不能の事態も想定します。
MW-68とPW-68は互換性がありません。マイティでチェーンラインを増やさなければならない場合、MT-68シャフト(マイティ用トリプルの略)の使用が唯一の方法です。
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